黄金の空の下で 眠りに着いた廃墟の 隠された鉄の門が 追憶のように開く 秘境の花園は神秘なる香りで溢れる それは微かな郷愁 そして少しの悲しみ 私は言葉を失くし 幻想の中を歩く 角を持つけものが優しい目を向けて佇む 黄昏には金の光が満ち 炎に燃える 麗しきこの庭園 幾千ほどの薔薇達が見る 夢の一つ一つを 数えながら時を過ごした日々が 遙かな昔 それでもあったような 気がする