アンタ、旅の人…って訳じゃ無さそうだな。その格好じゃ。
しかしそんなナリでこの森を抜けてきたのか。それはそれは。
ここが何処だかわかるか?
ここはジャバウォックの森。
アンタみたいなよそ者がうろうろしてちゃあ、あっという間に夜になって、
ジャバウォッキーに食われちまうぜ。

…あっはっはっは!思いっきりビビってる顔だな。
安心しな。まだ日は高い。それにここに辿り着けたなら、
あの化けもんも手出しは出来ないさ。
ここに辿り着けるのは、良くも悪くも数少ない人間だけだ。
門番の領域には、誰も手出しできない。

ああ、言い忘れてた。俺の名前はドーン。
死神博士、なんてふざけて呼ぶ奴もいるけどな。
ここの門番をやってるもんだ。

さて、この先にあるものは一つの街だ。
『独立器官都市オルガン』
永遠の黄昏を纏う街。枯れない薔薇の咲き誇る街。
いくつもの顔を持つ不思議な街だ。
取り扱いは、灰色楽団、庭球、戦国無双
…まあ、ほとんど原作やら現実やらには則していない。
90%はオリジナルだ。
それゆえに、灰色楽団の人間が、
戦国武将と会話しているなんて状況も普通に起こる。
その世界についてこれる人間にしか、
鍵を渡すことは出来ないな。

どうする?アンタ、オルガンへ行くかい?
今ならまだ、引き返せるぞ。
足を踏み入れてから、
聞いてなかった、なんて言っても、
通じないからな。


この街の在処を誰にも言ってはならない。
誹謗中傷、荒し行為をしてはならない。
関係者にこの街の存在を教えてはならない。


この三つを尊守する者にだけ、鍵は手渡され、門は開く。
約束してくれ。
決してこの街を穢さないと。


…そうか、なら俺は鍵を手渡そう。
ただし、扉を開くのは自分自身の力だ。忘れるな。


『http://organcity.nobody.jp/◆.html』

この◆の部分に英数小文字で鍵を打ち込んでくれ。
…ヒントは『ルイスキャロルが綴った永遠の少女の名前』だ。
アンタならわかるだろ?
幸運を祈ってるよ。




















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